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無宗教葬は特定の宗教にのっとったしきたりがないので、スタイルは遺族が自由に決めることができます。よく見かけるのは、CDや生演奏で会場に音楽を流す、故人の遺品を展示するなどです。これらは無宗教葬の基本とも言えるようになってきました。

ホテルやレストランでお別れ会形式の葬儀をすることも珍しくなくなっています。宗教者が中心の葬儀は、形式的で接待に追われて、故人とゆっくりお別れができない言う声が多く聞かれました。無宗教葬ならその様なことにはならないでしょう。

プログラムを故人に合わせてアレンジすればOKです。無宗教葬の知識を得て、上手にプランニングできるようになれば、故人にふさわし送り方ができるでしょう。それは、納得感のある式につながります。この点は無宗教葬の最大のメリットと言っても過言ではないでしょう。

高齢化社会が進み時代の流れと共に葬儀の形も変わりつつあります。昔は自宅で通夜や告別式など執り行うことが多かったものの、今ではセレモニーホールなどで行うことがほとんどです。それに伴い葬儀会社の数も増えて競争も激化しています。

それぞれの強みや特色をアピールするために、CMや広告を打ち出しています。中には、見学会などを行い生前からの予約を承っているところもあるほどです。これまではなかなか近寄り難く、いざその時にならないと動かないものでしたが、今ではオープンになっているところが多く明るいイメージにもなっています。

今話題の終活の中にも、生きている間に遺影の撮影をしたり自分の葬儀の内容を考えたりといった項目があります。今後より一層需要は高まると共に、自分自身で終わり方を考えていく方も増えていくでしょう。

無宗教葬は定められた形式がないので

無宗教葬にすれば、葬儀にかかる費用を抑えることも可能です。必要な部分に重点を置き、不要なものは省くと言う納得のいく費用のかけ方もできます。最近はかなり改善されましたが、葬儀費用はサービス内容によってかなりの幅があり、どのラインが妥当なのかも分かりにくいと言われていきました。

高額な費用を払うハメになったと遺族は後を絶ちません。しかし、無宗教葬は定められた形式がないので、プランも費用も1つずつ確認しながら作り上げていくことになります。ですから、何にどのくらいの費用がかかるかが分かりやすいと言うわけです。

費用を抑えるところは抑え、費用をかけたいと言うところにはかけると言う工夫もかなりしやすいです。これはかなり大きなメリットと言えるでしょう。無宗教葬に魅力を感じると言う遺族が増加傾向にあるのもうなずけます。